会長挨拶

会長 坪井 良治

このたび第62回日本医真菌学会総会・学術集会を2018年9月8日(土)、9日(日)の両日、大手町サンケイプラザにおいて開催させていただくことになりました。2年続けて皮膚科学分野の担当となりますが、会員の皆様だけでなく、医真菌に興味をお持ちのすべての方々にご来場いただきますようご案内申し上げます。

本年のテーマは「医真菌学会を盛り上げよう」といたしました。日本医真菌学会は1956年に設立された伝統ある学会ですが、会員数が最近減少傾向にあります。一方、臨床現場においは免疫抑制状態の患者が増えて、真菌感染症の診療と病態の解明の重要性はますます高まっています。そのために今回の大会では、真菌感染症のエキスパートだけでなく、内科・外科領域や皮膚科領域で少しでも医真菌に興味を持っている方々や、医療機関の要請により医真菌学を学ぶ必要がある方々を対象にした医真菌学入門編も準備いたします。また、ICD講習会も開催いたします。さらに、薬剤師、検査技師の方々の研修や学部・大学院の学生の教育にも役立つような内容を追加したいと思います。

現在、魅力ある学術集会開催に向けて、プログラム委員の方々の力をお借りしながら招請講演やシンポジウムの準備を進めています。一般演題を重視する立場から原則的にポスター展示と口演の両方をお願いしたく思います。さらに、重要な演題はシンポジウムやプレナリーの形で発表していただく予定です。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第62回日本医真菌学会総会・学術集会
会長 坪井 良治